中国美術の文房具や古陶器の骨董品売却依頼を頂き、出張してお譲り頂きました。
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先に品物を紹介させて頂きます。このお客様は先代が書道を嗜んでおられたので、このような 中国美術 の書道の道具や文房具の買取をさせて頂きました。この書道の墨は、そんなに古い 逸品 ではありませんが、江戸時代から明治時代頃の作品だと思われます。しかし、アジアのお客様には 煎茶道具 や文房具が人気で、昭和初期頃の逸品でも喜んでお買い求め頂きます。このような昔の古墨は買取させて頂きます。もちろん 共箱 はあっりません、また 伝承 された文言や、今までの来歴もありませんが、面白そうな古墨で、この様な昔の文房具は高価買取させて頂きます。このように最近では中国美術の骨董品や茶道具が高値で取引されております。
墨について少し説明させて頂きます。古墨(こぼく)とは、文房四宝における墨の中で、製造されてから長い年月を経ているものをいい、品質の良い墨とされている。通常、唐墨は清時代までに、和墨は江戸時代までにつくられたものを古墨と称す。ただし、今ではほとんど入手不可能であり、100年以上前の墨は 古渡り ものにたよる以外ない。諸説あるが、墨は出来たてでは粘り気があり、墨色も冴えないという。だいたいの目安としては、20年から100年にかけてが最もよい墨色を見せる。また、古墨の条件としては、よい原料とよい製法を用いていることが前提である。よって、いくら年月を経ても、原料が粗悪なものであったり、製法に手抜きがあれば、古墨とは呼べない。
古美術骨董品にはいろいろな専門技術や約束事がありますので、傷んだり、汚れたりしていても手を加えないでお持ちください。そのままの 保存状態 でお持ちください。