茶道具売却依頼で面白い茶入や茶碗を出張させて頂き、お譲り頂きました。
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先に品物を紹介させて頂きます。この 茶入 れは、明治時代の 瀬戸焼 の作品で、保存状態も良く、名品 とまではいきませんが、素晴らしい 逸品 です。瀬戸焼は人気があり、数多く販売されており、買取依頼もよくあります。昭和初期頃に作られた作品ですが、昔の職人技の素晴らしさを取り入れた 茶入 です。保存状態も良く、共箱も綺麗で最近では、中国茶や煎茶道具にも使われているようです。麦藁手とは 茶碗 などに描かれる平行な縦縞のことで、人気があり買取させて頂きました。その模様が麦の穂のように見えることから、麦藁手(むぎわらで)と呼ばれています。またこの 図柄 の麦藁手の作品は 愛好家 や 茶の湯 でもには非常に人気があり、現在の骨董好きの方々にも好まれる図柄で、骨董品や茶道具にもこのような図柄の作品が多くあります。
瀬戸焼は良くありますが、瀬戸焼について少し説明させて頂きます。5世紀後半に愛知県猿投地区の猿投窯 は、奈良時代に日本初の灰釉 陶器 を生産し、一大窯業生産地となりました。この近くで灰釉陶器生産が開始され瀬戸窯が出来たと思われます。この地では、原料となる良質の木節粘土・蛙目粘土や、ガラスの原料となる珪砂を採取できました。室町時代末頃までは古瀬戸と呼ばれ、椀、皿等の日用雑器の生産が多くなり、次第に生産拠点が美濃に移る。この頃 六古窯 の中でも唯一施釉陶器の古瀬戸をせいさんした。古瀬戸の生産も始まり、四耳壺、瓶子、水注がつくられました。桃山時代から、黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部等、茶器が多く焼かれました。「せともの」という言葉は、陶磁器 を牽引してきた瀬戸焼からついた呼び名です。
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