骨董品売却依頼で地方のお客様で昔の豪邸を解体され、使われていた襖の引手や釘隠しを宅配でお譲り頂きました。
写真が11枚あります。くわしくはこちら
縦約 11cm 横約 9.5cm
裏面取付部分
縦約 5cm 横約 4cm 厚み約 1.8cm
先に品物を紹介させて頂きます。在庫は8枚あります。時代は、明治時代から大正時代頃だと思われます。古い時代 の手作りの 職人技 が素晴らしい逸品で、分厚い金属の彫金細工が施され 重量感 があり、さすが昔の日本の骨董品と思わせる綺麗な引手で、高価買取させて頂きました。このような形の引手は珍しく、中の 七宝焼 も華やかな 図柄 です。長年の年月を経た 逸品 ですが、傷んでいるところもなく、綺麗な 保存状態 の品物で、このような引手は買取させて頂きます。
七宝焼きの語源は、室町時代に仏殿に飾られた数々の宝石や金属に匹敵する美しさという意味でつけられたと言われています。その長い歴史の中で、多くの 技法 や表現が生み出されていきました。七宝焼は様々な技法を組み合わせて表現することのできる、非常に奥深い 工芸品 です。まず 有線七宝 の技法は、帯状の銀線で囲いを作り、中に 釉薬 を入れる技法で、この銀線で囲まれた中に釉薬を入れることによって隣り合う色が混ざり合わず、鮮やかな発色の細かな図柄を描くことが出来ます。この有線七宝技法は京七宝の代表的な技法で、かなりの技術と手間暇がかかります。日本が誇る七宝焼きに京七宝がありますが、京七宝は有線七宝技法を使った技法で華やかな 琳派 の影響を受け、独特の色使いや文様があります。その他の技法では、フリット七宝技法やマーブル七宝技法があり、茶道具 や 骨董品 にも使われております。
古美術やかたでは、数十年も放置された蔵や納戸での作業は、汗をかき埃まみれになりますが、綺麗な状態にしないと、査定や 鑑定 が出来ません。そのような作業も全て無料で行っていますので、お気軽にご相談頂ければ結構かと思います。