古陶器売却で骨董品買取依頼を頂き、富山県立山町まで出張して伊万里焼や他の古陶器をお譲り頂きました。
売却例の説明
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先に品物を紹介させて頂きます。江戸時代後期頃の伊万里焼です。すべて手描きの綺麗な 色絵 で、図柄 が華やかで可愛い 鉢 です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 上り も良く、ひび割れや欠け等無く、完品 です。このような色絵の作品は、最近では海外のお客様に人気があり、貴重な作品で買取させて頂けます。伊万里焼 について少し説明しますと、江戸時代に有田で焼成された骨董的価値のある 陶磁器 を古伊万里、伊万里焼と称しており、このような昔の 古陶器 は高価買取させて頂きます。その後、欧州での 中国陶磁器 の断絶に代わる最良の骨董品として欧州へ輸出されました。古伊万里 はヨーロッパの人々に愛され、今でもオールドイマリとして世界中に 愛好家 や コレクター がおられます。
この作品は 赤絵 の陶磁器なので、陶磁器について説明させて頂きます。陶磁器は大きく「陶器」と「磁器」にわけることができます。磁器は石物と言われ、陶石とも呼ばれる岩石が主な原料に使われています。日本で有名な磁器は、伊万里焼が有名です。一般の家庭にあるお皿や、茶碗が良い例で、洗いやすく壊れにくいのが特徴で、また 茶道具 や 骨董品 にも多く見られます。磁器 伝来 の歴史は、豊臣秀吉の朝鮮出兵(1592年 - 1598年)に参加したことをきっかけに、朝鮮から多くの陶工が生活のため佐賀へ渡って来て、なかでも朝鮮出身の李参平が、有田の泉山で磁器の原料となる陶石を発見し、1616年に有田東部で磁器焼造を始めたとされている。
このお客様のご事情は、このご主人のお爺さんが好きで集められた古陶器が沢山残っており、売却したいとのお電話を頂きました。古美術やかたのホームページをご覧になり、数多くの古陶器を販売しているのでお電話を頂いたようです。いろいろな種類が沢山あるようで富山県立山町まで出張させて頂き、拝見しました。最近では珍しい伊万里焼や 九谷焼 の古陶器を売却頂きました。