以前に古美術やかたと取引があったので、紹介して頂き茶道具売却依頼を頂きました。
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先に品物を紹介させて頂きます。材質は木製で、作者は漆工の名工、川端近左の 棗 です。川端近左は 骨董品 や 茶道具 の蒔絵の品物を沢山作っております。この作品はご覧のように、昔の 職人技 が素晴らしい黒棗で綺麗な 共箱 が付いております。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。このような黒棗では無く、色彩豊かな 図柄 の川端近左の漆芸作品はお引き取りさせて頂きます。非常に時間を掛けて作られた漆芸作品ですが、最近では真っ黒の 棗 は 茶道具 のなかでも人気が無く、買取価格も非常に安くなっておりす。バブル期と比べると、時代により、買取価格も大きく変動しております。川端近左は、江戸時代から二百年以上続く漆工芸の名跡で、漆芸界の 重鎮 です。初代近左は、滋賀県の出身で、名を佐兵衛、号 を近左といいます。
棗は、抹茶を入れるのに用いる茶器で、茶の湯 における代表的な茶道具です。名前は、植物のナツメの実に形が似ていることから茶器で棗と呼ばれるようになりました。大概の棗は漆芸作品が多くあり、周りには 蒔絵 が描かれている作品が殆どです。鮮やかな青緑色の薄茶を入れる塗物の器を薄茶器と言い棗は一般的にこの薄茶器の総称です。このような綺麗な蒔絵が描かれた棗は海外のお客様にも人気で、高価にお引き取りさせて頂きます。