竹芸作品の売却依頼を頂き、面白い竹花籠を数点宅配でお譲り頂きました。
写真が8枚あります。くわしくはこちら
横幅約 10.6cm 縦幅約 10.6cm 高さ約 31.1cm
落とし 直径約 7.7cm 高さ約 28.1cm
先に品物を紹介させて頂きます。材質は竹製で、時代は大正時代前後の作品です。この作品の材料は煤竹が使われており、このような煤竹が使われた 竹籠 や竹工芸は現在ではあまり見られない逸品で、丁寧に作られた 竹籠 です。長年の時代を経て使用されてきた竹の味わいが随所に見られますが、竹が割れたり、欠けたりしている所も無く、しっかり作られており 保存状態 の良い 逸品 で、買取させて頂きました。竹泉と 銘 が入っており、作家の作品ですが作者についてはよく分かりません。この作品のように昔の職人技が素晴らしい 茶道具 や 骨董品 は、高価買取させて頂きます。
日本の竹芸作品は 囲炉裏端 の煤竹を使っており、大量生産はできず、日本独自 の貴重な 骨董品 なので少し説明させて頂きます。煤竹が使われた竹籠や竹工芸は日本の独自の文化芸術で、世界中にも 愛好家 や コレクター がおり非常に人気があります。中国からの 唐物 が好まれていた時代もありましたが、やはり日本の竹工芸には編み組や竹の優れた特性を生かした技術が用いられた 逸品 が数多くあります。茶道文化が育くまれた日本では煎茶道の発展が竹芸の発達に拍車をかけ、茶道と共に竹工芸品の道具類が盛行しました。なかでも、竹根や古矢竹と呼ばれる弓矢の矢を用いた竹芸品や竹籠も人気があります。
当店では半端の品物や、傷、カケがあっても買取や販売しており、四季折々には一日百名程のお客様に来店頂き、近くには大学や博物館、また美術館の研究機関が有り、趣味で集めておられる 愛好家 も来店頂き、参考品や学術品として貴重な品物もあります。