近くの他府県のお客様ですが、骨董品売却依頼で金工作品の置物をお譲り頂きました。
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先に品物を紹介させて頂きます。日本で作られた象嵌細工や 彫金細工 が施された 逸品 では無く、この金工作品は海外で作られた逸品で、中国に行かれたお客様がお土産で持ち帰られた品物を買取依頼された逸品です。外国のお土産のような作品です。どっしりとした作りで、落ち着いた作品のように見えますが、錫のような柔らかい金属で作られており、少しの衝撃でも変形いたします。もちろん 共箱 も無く作者の 銘 も入っておりません。採光の加減で白く光っておりますが、凹みや傷も無く非常に 保存状態 の良い品物です。この作品はお店で販売しているお求めやすい品物で、ホームページ上では販売しておりません、また買取価格も安い品物です。店頭では二千円から一万円までの楽しいアンティークの品物を沢山販売しておりますので、是非ご来店くださいませ。
骨董品 や 茶道具 の日本の 金工作品 なら非常に高価な逸品です。日本の金工作品について少し説明させて頂きます。特に江戸時代には、各大名のお抱えでの職人の地位は低く、銘や名前を入れることが出来ず、名品 でも無名の作品があります。当然、無名の金工作品でも、素晴らしい 彫金細工 や 象嵌細工 が施され、伝承 された 職人技 が冴える逸品や名品が多くあります。金工細工 の、彫る技法、嵌める技法、打つ 技法 は、一般庶民が使う 諸道 具や、印籠、また飾り金具、にも見られ、この時代には、日本独自の 金工品 がつくられた 古美術工芸品 が数多く残っております。また世界中に日本の古い時代の金工品を収集される、愛好家 や コレクター の方も多くおられます。
昔からの作品を沢山持っておられるお客様、昔は最近では見られない 古美術工芸品 の 逸品 が数多くあり、今後の売却依頼される折には、是非古美術やかたにお願いしたいと思います。