骨董品売却依頼で綺麗な蒔絵の文台の写真をお送り頂き、しっかり拝見したいので、出張買取でお譲り頂きました。
写真が13枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。文台(ぶんだい)とは、書籍や 短冊 などを載せるために使われた机状の台のこと。材質は木製で、蒔絵が施されており時代は明治時代頃の作品です。非常に素晴らしい 蒔絵 が描かれており、最近の作家では難しい 技法 で描かれており、これだけの 逸品 はなかなか見られません。日本古来 の蒔絵の技術や 構図 で作られた逸品で、昔ながらの 日本独自 の 職人技 が光る逸品で、高価買取させて頂きました。作品の角の部分には銀の彫金細工の金具が施されており、また足の部分には銀の金具で傷まないように巻かれて作られており、非常に丁寧な仕事がなされています。底面にも、梨地 が施されており、これだけの蒔絵の作品は最近ではなかなか出会う事が無い 名品 です。採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる所も無くご覧のように非常に保存状態の良い品物です。昔の職人技が素晴らしい 茶道具 や 骨董品 は、高価買取させて頂きます。
今回は素晴らしい蒔絵の作品で、蒔絵について少し説明させて頂きます。蒔絵は、漆器 の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉をまき、定着させる技法、もしくはその技法を用いて作られた漆器で、日本独自 の漆工芸で、奈良時代から始まっています。金銀の薄板を定着させる平文蒔絵や、漆器表面に溝を彫って金銀箔を埋め込む沈金蒔絵、また夜光貝、アワビ貝などを文様の形に切り透かしたものを貼ったり埋め込んだりする 螺鈿 細工などがあり、特に日本で発展し使われてきた日本の漆器における代表的な技法です。絵を描くように金属の粉を蒔いていく作業から「蒔絵」という技法名が付けられたようです。
古美術やかたでは、数多くの品物を店頭で価格表示して販売しており、売却いただく際には、売却いただく品物と似ている店頭の品物と価格比較してお引き取り価格を決定しております。