先代が刀装具のコレクターで写真をお送り頂き、数点の鍔や小柄を宅配でお譲り頂きました。
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横幅約 8.4cm 縦幅約 8.7cm 厚み約 0.3cm
重さ約 164g
先に品物を紹介させて頂きます。材質は鉄です。時代は江戸時代の鍔です。「紀州住 貞命」と 銘 が入っておりますが、作者についてはよくわかりません。さすが、江戸時代の 逸品 で、源氏香のような上品な 図柄 で、古い時代 の、丁寧で味わいのある職人技が冴える 鍔 です。鉄味 も素晴らしく、裏側にも同じような図柄の銀の象嵌細工が施されており、昔の コレクター の方より、直接買取させて頂いた品物で、昔の職人技が楽しい 金工作品 です。長年の時代を経てきた重みのある風格が見られる作品で、ご覧のように状態の良い品物です。採光の加減で白く光っております。骨董品 の 刀装具 の鍔、買取させて頂きます。また、江戸時代の茶道具も高価にお引き取りさせて頂きます。
縁金と柄頭をあわせて、縁頭と言います。刀・剣身の柄端に合わせられる装具で、刃の切っ先と正反対の位置にあたる金属製の部品が柄頭です。鍔の下の柄の部分に付いているのが縁金です。柄糸の結び目を覆うことで接触で解けることを防ぎ、美術的に不恰好な結び目を隠しています。また、縁金と共に本来2つに分かれている柄を結束させる効果があります。縁金と違い、目釘を外して分解しても柄糸を解くか切るかしない限り取ることができません。このように別々の刀装具ですが、一対で物語や意味を持つ 図柄 があり、一対の 美術品 として愛好される方が多くおられます。
古美術やかたは、約80軒の骨董店が軒を連ねる歴史ある祇園骨董街の中心に位置する 老舗 の骨董店です。