茶道具売却依頼で市川銕琅の茶合や煎茶道具を宅配でお譲り頂きました。
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長さ約 13.7cm 横幅約 4.6cm 高さ約 2.1cm
先に品物を紹介させて頂きます。材質は竹製です。大正から昭和時代に活躍した 彫刻家、市川銕琅の作品で、共箱 が付いております。さすが銕琅と思わせる昔の 職人技 が素晴らしく、躍動感のある蟷螂が 彫刻 されており、緻密 な彫りの 図柄 が面白く、当時でも貴重な 逸品 だったでしょう。このような鉄琅の作品が日本の 骨董品 には多く残っており、高価買取させて頂きます。長年使用されてきた竹味が素晴らしく、味わいのある作品です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように傷んでいる所も無く、保存状態 の良い品物です。茶道具の煎茶道具の中でも、このような面白い 茶合 は高価買取致します。
少し茶合の説明をさせて頂きます。茶合にはいろいろな種類があって「茶合(さごう)」「茶則(ちゃそく)」「茶量(ちゃりょう)」など、流派によって、様々な名前で呼ばれています。茶葉の量を測って急須にいれるための道具、文房具で字を書くときに使われる腕枕を代用した事から始まり小さくなりました。その様な関係で、素材が竹で出来た逸品が多くあり、竹の材質も白竹や斑竹、煤竹や黒竹といろいろな材料が見られます。表側には花鳥山水、詩など刻まれており、彫刻家や竹芸家の 著名 な作家が作られた作品や 逸品 も有ります。他には金属、象牙、木などが使われて、象牙や骨で出来た昔の天然素材が中国茶では好まれているようです。日本の煎茶道では、流派や使う場所によって、竹で出来た作品では、節をつける場合と、つけない場合が有ります。一例ですが、黄檗売茶流の場合は「玉露は節なし」「煎茶は節あり」という習いです。
当店では半端の品物や、傷、カケがあっても買取や販売しており、四季折々には一日百名程のお客様に来店頂き、近くには大学や博物館、また美術館の研究機関が有り、趣味で集めておられる 愛好家 も来店頂き、参考品や学術品として貴重な品物もあります。