LINEで骨董品売却依頼を頂き、面白い金工作品の刀装具の小柄や鍔を四国の徳島県美波町まで出張させて頂きお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が29枚あります。くわしくはこちら
横幅約 1.5cm 長さ約 9.9cm 厚み最大約 0.5cm
先に品物を紹介させて頂きます。材質は 四分一 と 赤銅 で出来ております。時代は江戸時代の品物です。写真をご覧のように面白い 図柄 で、表側や側面には四分一地に閻魔の 彫金細工 や象嵌細工が端正に施されており、裏側は赤銅地に死者が彫刻されています。日本美術刀剣保存協会の鑑定書は付いておりませんが、この品物は先代が コレクター の方より直接買い受けた品物で、当店では買取った状態のまま販売するのが当店の方針で、日本美術刀剣保存協会の鑑定書は付いておりませんが、品物は間違いない様に思われます。昔の 職人技 ならではの 図柄 で、華やかさと迫力があり、素晴らしい逸品です。保存状態も良く、共箱 や 鑑定 はありませんが、大きく傷んでいる所も無く、綺麗な金工細工や彫金細工の逸品です。
「石黒政常」と 銘 が入っており、江戸時代に活躍した装剣金工家、石黒政常の作品だと思われます。石黒政常は横谷派の著名な作家として知られ、見事な高肉彫りで表現した 刀装具 が多く、三代に渡り政常と名乗っています。採光の加減で白く光っておりますが、長年の時代を経てきた重みのある風格が見られ、非常に保存状態の良い品物です。写真をご覧のように、大切に保存されており、綺麗な箱が付いております。茶道具 でも言えますが、保存状態が良く綺麗な茶道具は高価にお引き取り出来、このような骨董品の 刀装具 も同じでこのような 小柄 は高価買取いたします。
このお客様のご事情は、お爺さんが趣味で集めておられた金工作品の 刀装具 が残っており、古美術やかたさんに査定をお願いしますと話され、お電話を頂きました。お爺さんは金工作品の 鍔 や小柄がお好きだったようで、そのような刀装具を数点程お譲り頂きました。古美術やかたでは、常時百点程の刀装具を販売しており、四国の徳島県のお客様ですがホームページでご覧になり、やはり販売をしている骨董店は信頼が置けると思って頂き、売却依頼を頂いたのだと思われます。ホームページに載っている同じような刀装具を例にとり、買取価格を決定してお譲り頂きました。