骨董品売却依頼で横浜の中区のお客様より、一行書や高僧の書画を宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が6枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。この 掛け軸 は茶掛けの 一行書 で、お 茶会 で使用される昔の作品ですが、保存状態 も良く綺麗な 一行書 でお引き取りさせて頂きました。やはり一行書は 茶の湯 では正面に掛ける大切な一行書で、綺麗な状態がベストです。この一行書は昔の表具が施され、古裂が使用され味の有る趣のある掛軸です。一行書もいろいろありますが、茶席の一行書は禅語が殆どで高僧の書画も多くあり、それぞれの意味や季節により掛け替えられます。
この掛け軸は僧の掛軸で、高僧 でもないので価格は安価ですが、作家や有名な高僧の書画の価格は、晩年や 若書き で買取価格にも大きく差が出るので少し説明します。よく作家の名前でお問い合わせを頂きますが、同じ作家でも若書きと 晩年 に書かれた作品では、買取価格は大きく変わります。やはりそれぞれ作家の特長が現れるのは、後半になり自分の境地を築き、独自の作品になり高価にお引き取り出来るのです。それぞれ場合によっては、数十倍の価格差で取引されることも有ります。このような高僧の場合には、茶道具 に使われる一行書や 骨董品 の 書画 でもお引き取り価格も大きく変動します。極端な例では、お亡くなりになる数年前の最晩年の作品が特別高価な作品もあります。
このお客様のご事情は、先々代が 古書画 や 一行書 の禅語が好きで沢山蒐集されておられました。保存状態が悪く、LINEで写真をお送り頂きましたがお譲り頂けるのは数本でした。古美術やかたのホームページには、沢山の古書画を販売しており、横浜の中区のお客様ですが、ご覧になり連絡を頂いたのだと思われます。面白い書画や一行書があったので数が少なかったですが、宅配でお譲り頂きました。やはりこのような掛軸は保存状態が大切です。