骨董品売却依頼で市川銕琅の木彫りの茶托を宅配でお譲り頂きました。
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高さ約 2.3cm 直径約 13.5cm
先に品物を紹介させて頂きます。絵替わりで伎楽面が 彫刻 され、市川銕琅の 木彫り の代表作品なので、販売させて頂きます。市川銕琅(明治34年~ 昭和62年)の木彫りの茶托です。材質は欅で出来ております。銕琅を代表するモチーフの煎茶道具で、東大寺や 正倉院 に伝わる伎楽面が彫刻され、彩色された面白い 茶托 です。美しい木目地が生かされており、五枚絵替わりです。共箱・共布が付いております。採光の加減で白く光っておりますが、ひび割れ等無く、非常に状態の良い品物で高価買取させて頂きました。
市川銕琅について少し説明させて頂きます。大正から昭和時代に活躍した鉄筆 彫刻家 です。東京調布国領町生まれ、本名は虎蔵。加納銕哉に 師事 し、徹底的な写生と彫る技法を学び、鉄筆彫刻の最後の継承者と言われる。大正7年、奈良に移住。この頃、銕哉より「銕良」の 雅号 をもらう。大正12年、22歳の時に鉄筆の技量を認められ、「鉄琅」と改名する。30代で紫斑病を患い聴力を失うが、より彫刻に集中し、製作を続ける。市川銕琅の特徴は、素晴らしい写生力で、骨董品 や 茶道具 で 金工作品 や木工作品を多く残しており、師である加納銕哉に徹底的に鍛え上げられ、一気に描く筆遣いには勢いがあります。彼の 名品 では高価買取させて頂きます。
当店ではご来店出来ない遠くのお客様にもご理解頂くように、ホームページにも販売価格を提示しております。