茶道具売却依頼で瀬戸焼の茶入れや抹茶道具を宅配でお譲り頂きました。
写真が9枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。この 茶入 れは、明治時代の 瀬戸焼 の作品で、保存状態 も良く、名品 とまではいきませんが、素晴らしい 逸品 です。瀬戸焼は人気があり、数多く販売されており、買取依頼もよくあります。蓋も丁寧な彫る技法で作られており、共箱 も綺麗で、茶会 では喜ばれる 逸品 です。仕覆も替え仕覆も付いており、立派な逸品で保存状態 も良く、傷んでいる所はありません。瀬戸焼(せとやき)は、愛知県瀬戸市とその周辺で生産される 陶磁器 で、日本 六古窯 の一つです。
この作品は 骨董品 や 茶道具 によく見られる瀬戸焼なので、瀬戸焼について少し説明させて頂きます。
瀬戸焼は5世紀後半に愛知県猿投地区の猿投窯で、奈良時代に日本初の灰釉陶器を生産し、一大窯業生産地となりました。この近くで灰釉陶器生産が開始され瀬戸 窯 が出来たと思われます。この地では、原料となる良質の木節粘土・蛙目粘土や、ガラスの原料となる珪砂を採取できました。室町時代末頃までは古瀬戸と呼ばれ、椀、皿等の日用雑器の生産が多くなり、次第に生産拠点が美濃に移る。この頃六古窯の中でも唯一施釉陶器の古瀬戸をせいさんした。古瀬戸の生産も始まり、四耳壺、瓶子、水注がつくられました桃山時代から、黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部等、茶器が多く焼かれました。当店でも買取依頼を多く頂きます。「せともの」という言葉は、陶磁器を牽引してきた瀬戸焼からついた呼び名です。
当店のお店には、日本はもとより、諸外国のお客様に、1日100名近くご来店頂いております。