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直径約 4.5cm　厚み約 1.3cm

先に品物を紹介させて頂きます。材質は 象牙 で、中央部分に兎の金工細工が施された鏡蓋根付です。
時代は江戸から明治時代頃の品物だと思われます。三日月と兎の 彫金細工 や象嵌細工が細密に施され、さすが昔の 職人技 と思わせる、お洒落で面白い 根付 です。最近では滅多に見られない丁寧な作りで、先々代がコレクターの方より、直接買取させて頂いた 逸品 だけあり、昔の 愛好家 の持ち物ならではの名品です。先程もお話しましたが、伝承品のようにしっかり作られ、鏡蓋の部分は未使用品のように象牙にしっかり付いているので外れません。紐は後年に付け替えられております。象牙の天然の色合いも長年の時代を経てきた味わいがあり、金工作品 の鏡蓋も時代を経てきた趣のある 保存状態 の良い品物で、日本の鏡蓋根付を代表する 名品 です。採光の加減で白く光っております。近年、根付類はアジア圏からの輸入品が多くみられますが、当店では、日本の古い 茶道具 や 骨董品、美術品 のみを販売しております。このような日本で作られた 骨董品 の金工作品の 根付、買取させて頂きます。

このような根付を饅頭根付と言い、饅頭根付について少し説明させて頂きます。名前の通り食べるお菓子のお饅頭の様な丸い形で平らな作品の根付の総称です。一般的に木を使い 轆轤 で回転させて作るので、量産され多く見られます。なかには 象牙 の饅頭根付も多くあり、大胆に彫り込んだ 構図 が面白い作品です。特に小さな作品に 細密 に丁寧に彫る技術は難しく、しかし日本は古い歴史がある国で、彫金細工や木彫り細工に 伝承 された彫る 技法 が昔から発達し引き継がれております。小さな作品に絶妙の技法は、日本の大切な伝統技術で世界中に愛好家がおられます。このような根付では、高価な作品は数千万の取引価格の作品もあります。

素人判断せずに、箱がボロボロで汚いだけの品物でも遠慮せずお持ちください。