宅配買取で抹茶茶碗や道具を、茶道具買取依頼でお送り頂きました。
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先に品物を紹介させて頂きます。時代は江戸時代から明治時代に作られたものだと思われます。ご覧のように、長年の時代を経てきた味わいと風格があり、景色が面白い抹茶茶碗で、茶の湯 では楽しい 逸品 として使われてきた作品です。長年の時代を経てきた割には、保存状態も良く大切に使用されていたようです。共箱 や 合箱 はありませんが、昔の 交易 で 豪商 から譲り受けた作品としてこのお宅では 伝承 されてきた逸品だそうです。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、業界ではうぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。
この 茶碗 のように外国で作られた質素なご飯を食べる茶碗でも、茶の湯では 骨董品 としてもてはやされ、大切に使われている逸品もあります。いろいろな図柄や形、またいろいろな 窯 で焼かれた作品がありますが、抹茶の世界は日本で生まれて伝承されてきた文化です。その為、日本には素晴らしい四季が廻ってきますので、その四季に合わせた抹茶碗が使われています。抹茶の世界の千利休も「夏は、いかにも涼しきように。冬は、いかにも暖かなるように」と言葉を残しております。その図柄は、季節ごとを現した四季の花や、年中使える抹茶碗には、四君子の 図柄、黒、赤、またその時々の干支、我が国は日本ならではの四季があり、茶の湯はその四季を愛でる作法でもあり、禅語に秘められた 日本独自 の伝承された文化です。日本の古美術骨董の原点の一つが茶の湯で、そのなかでも一番大切な 茶道具 が抹茶碗です。
当地の祇園の街は、昔から「一見さんお断り」で有名な街で、日本はもとより世界各国の 著名 人が集う街です。古美術やかたは、そんな祇園の中心の祇園骨董街に位置する 老舗 骨董店です。