骨董品売却依頼で宅配で刀装具をお譲り頂きました。
写真が21枚あります。くわしくはこちら
横幅約 6.2cm 縦幅約 6.5cm 厚み約 0.3cm
重さ約 109g
先に品物を紹介させて頂きます。鍔は日本を代表する 骨董品 で、この 鍔 の材質は鉄製です。時代は江戸時代の鍔です。「鉄元堂 正楽」と 銘 が入っており、江戸時代に京都で二代にわたり活躍した 金工師、岡本正楽の作品だと思われます。鉄は硬くて細工が難しいのですが、ご覧のように見事な 彫金細工 や象嵌細工が施されており、古い時代 の、丁寧で味わいのある 逸品 です。また写真16 のように、鍔 の縁周りに十二支の漢字が彫られ、昔の 職人技 が冴える面白い作品です。先代が コレクター の方より、直接お譲りいただきました。長年の時代を経てきた重みのある風格が見られる作品で、ご覧のように状態の良い品物です。採光の加減で白く光っております。このような 古い時代 の 刀装具 の鐔は高価にお引き取りさせて頂きます。
買取商品が鍔なので 刀装具 について少し説明させて頂きます。刀装具は、鍔、小柄、笄、目貫、縁頭などに簡単に分類されます。なかでも 小柄 ・笄・ 目貫 は「三所物」と言われ貴重な 刀装具 として大切に扱われました。彫金 技法 には主として彫る技法、嵌める技法、打つ技法がありますが、刀装具には 日本古来 の このような伝統技術 の象嵌細工 や 彫金細工 などの精巧な 彫刻 が施されています。やはり一番の人気は鍔ですが、明治時代に活躍された金工作家で帝室技芸員や 人間国宝 の作品は高価買取いたします。このような制度は 茶道具 にも多く見られます。
当地の近くには大学や博物館、また美術館の研究機関が有り、半端の品物や、傷、欠けがあっても参考品や学術品として活用され、高価ではありませんが無駄なく買取させていただきます。