骨董品売却依頼で秋田県大仙市のお客様より、加藤卓男のラスター彩を宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
先に品物を紹介させて頂きます。加藤卓男の三彩手付 花入 で、大きさは、高さ約26㎝×横幅約13㎝です。高台 内に「卓」と掻き銘があり、共箱に入っております。面白い形の花入で、胴まわりに花の模様が貼られており、可愛らしい作品です。このような三彩は最も得意としており、さすが加藤卓男と思わせる 逸品 で、非常に 保存状態 の良い花入です。加藤卓男は正倉院 三彩の復元事業に参加し、三彩や二彩を完成させ、平成7年には三彩で人間国宝となりました。また、ペルシア 陶器 の研究にも取り組み、幻の陶器と言われたラスター彩の再現にも成功しております。晩年 に作られた青釉や三彩、ラスター彩等の出来の良い 名品 は、お引き取り価格が五十万円を超えることもありますので、加藤卓男の作品をお持ちのお客様は、お気軽にお問い合わせください。
このような 著名 な作家の作品は共箱が一番大切で、共箱について少し説明させて頂きます。共箱とは、一番最初に購入した時に入っている箱です。共箱は保証書の代わりになり、共箱が無いと半値以下になる作家の作品も多くあります。たとえ壊れていても、二度と手に入らないので、また直してもらったり出来るので、捨てないで保存して下さい。また、額に入った 日本画 は額の裏側にシールと言われる、名刺ぐらいの大きさの紙に、本人の署名捺印があり、絵の題名が書か出ています。このシールが保証書となり、共箱と同じように大切な保証書の代わりになるものです。
このお客様のご事情は、先代が亡くなられ、家を建て直されるので、昔から有る 古道具 や 骨董品 の整理をしたいと思われ、秋田県の大曲の花火の会場近くのお客様ですが、インターネットで当店のホームページをご覧になりお電話を頂きました。沢山の品物を価格表示し販売しているので、当店では売却頂くときに販売価格を提示してお引き取り価格を決定しており、その事はホームページに掲載しているので安心してお電話を頂いたようです。このように売却頂くお客様に分かりやすく買い取り価格を決定しております。このお客様も販売価格を提示して買取価格を決定させて頂き、今回お譲り頂きました。(No.28)