茶道具売却依頼で、茶の湯では有名な朝日焼の古陶器を数多くお譲り頂きました。
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先に品物の説明をします。この香合は七十四代朝日豊斎の作品で、朝日焼独特の味わいのある 逸品 です。迫力のある龍の 香合 で、ひび割れや欠け等無く大切に仕舞われていた未使用品です。朝日焼は、お茶文化の中心地として知られる京都・宇治にある 窯元 で、長い歴史を誇る「遠州七窯」のひとつとされています。江戸時代初期、「宇治茶」と「茶の湯」の発展と共に朝日焼は盛期を迎え、初代から三世陶作にかけて 茶碗 や 水指し などの 茶道具 が大名、公家、茶人 に珍重されてきました。この作品はお店で販売しているお求めやすい品物で、ホームページ上では販売しておりませんが紹介させて頂きます。店頭では二千円から一万円までの楽しいアンティークの品物を沢山販売しておりますので、是非ご来店くださいませ。
このお客様の売却頂いたご事情は、お婆さんがお亡くなりになり、今まで集めておられた煎茶道具を売却したいと、こちらの大学に通っておられる子供さんに来店頂きました。お婆さんは昔から煎茶やお抹茶を嗜んでおられ、多くの道具を残して亡くなられたようです。さすがお婆さんが 古美術工芸品 の事を良くご存じで、子供さんも教えられていて、詳しい説明をしなくても分かっておられました。このようなご縁で今回出張で買取させて頂きました。
現在では殆ど見られない非常に珍しい品物をお譲り頂き、当店にとっては店飾りにもなり有り難い買取になりました。