骨董品売却依頼で、数点の掛軸を宅配でお譲り頂きました。
写真が6枚あります。くわしくはこちら
何代も続いたお宅で、改築の為に整理をされていて次世代に継承したい 茶道具 や 骨董品 と、売却したい品物を区別しておられ、作品の評価や整理をして欲しいとお電話を頂きました。お電話で、詳しくお話をさせて頂き、沢山の掛軸の写真をお送り頂き説明させて頂きました。「古美術やかたさんの説明に納得致しました、さすが京都の祇園骨董街の店なら安心」と話され、当店に骨董品買取依頼を頂くことになり、宅配買取でお送り頂きました。
この 茶掛け の 一行書 の 掛け軸 は、大徳寺508世 隋応戒仙の作品で、高僧の書画として大切に保存されて 伝承 されてきた 名品 です。このような一行書は殆どが、昔の古裂が使われ、茶の湯 では貴重な茶道具として 愛玩 されてきました。中村戒仙も 文人画 や水墨画も描いておりますが、やなり茶掛けの禅語の掛軸が茶道具にも好んで使われ人気です。俗姓:中村戒仙は明治時代に生まれられた徳禅寺・聚光院の僧で、号 を望待居・直入軒・雪山とも言います。聚光院は千利休が開祖・笑嶺和尚に参禅したことから利休の墓をはじめ、三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)歴代の墓所となっています。
古美術骨董品にはいろいろな専門技術や約束事がありますので、傷んだり、汚れたりしていても手を加えないでお持ちください。そのままの 保存状態 でお持ちください。