骨董品売却依頼を頂き、鳥取県のお客様より水墨画や高僧の書画の掛軸を宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が8枚あります。くわしくはこちら
全体 縦幅約 120cm 横幅約 50.5cm
本紙 縦幅約 26cm 横幅約 47cm
「祖父が趣味で集めていた 掛け軸 が残っており、古美術やかたさんに査定をお願いします」と話され、お電話を頂きました。お爺さんは 水墨画 や 高僧 の書画がお好きだったようで、そのような掛軸を10点程お譲り頂きました。古美術やかたでは、常時百点程の掛け軸を販売しており、鳥取県の若桜町にお住まいのお客様ですが、ホームページでご覧になり安心して買取依頼を頂いたのだと思われます。同じような高僧の書画を例にとり、買取価格を決定してお譲り頂きました。購入された昔のままの表具裂で、堂々とした掛軸なので紹介させて頂きます。
本紙は 紙本 です。古い時代 の作品ですが、昔のままの表具で、裂 も珍しく、面白い掛物です。ご覧のように 保存状態 の良い掛軸ですが、写真4、5の部分には、蔵ジミが入っております。合わせ箱が付いております。竹田黙雷(1854年~1930年)は長崎県に生まれ、明治時代から昭和初期を代表する 臨済宗 の禅僧。石窓紹球の法を嗣ぎ、明治25年、39歳の若さで第4代 建仁寺派管長に就任する。諱は宗淵、別号 に左辺亭と称し、伊藤博文や鈴木大拙などにも教えた。表装も現在では手に入らない古裂で、趣のある 逸品 です。面白い 図柄 で、状態の良い 骨董品 や 茶道具 の昔の 掛軸 や茶席の書画、高僧の書画はお譲りさせて頂けます。
昔の掛け軸なので、掛軸の保存方法を紹介させて頂きます。掛軸の一番の大敵は、汚れや傷みで、特に蔵シミは大変でシミ抜きが必要になります。この掛軸は、紙本で簡単にシミ抜きが出来るので、このような価格で販売できますが、絹本 地の掛軸では、シミ抜きが十万円以上かかり、簡単にシミ抜きが出来ず、お引き取り価格も汚れやシミがあると随分安くなる事があります。また、長年のシミで表具までシミが入っている場合は、大変費用がかかりますので、保管には十分気を付けて、たまには出して使用して頂くのが一番だと思います。