現川焼

現川焼 ( うつつがわやき )

現在の長崎市現川町で、江戸時代に焼かれた陶器のことです。
その作品は鉄分の多い茶褐色の器肌が特徴であり、白土を用いた刷毛目(はけめ)と加飾が施され、皿・鉢・向付(むこうづけ)が中心です。

元禄5年から約50年間続いて廃業し、明治時代になって再興、現在、佐世保市の横石臥牛窯で復興されています。
現代に蘇らせたのは12代横石臥牛(先先代)で、再現を完全なものに仕上げたのが13代横石臥牛兄弟(先代)です。
元禄時代から続く伝統を守っている臥牛窯は、長崎県無形文化財にも指定されております。
そして平成27年には、天皇皇后両陛下へ「白鷺文花瓶」が献上されました。

昔から日本各地で個性豊かな焼物がありましたが、需要が少なくなり、現在では廃業されている窯元が多くあります。
現川焼の場合は、先に述べたように今では地元の復興の為、再現されています。

一般の説明とは違い骨董品業界の場合は、特殊な言い方や表現があり戸惑われる方もおられますが、昔からの習慣や慣例に基づき続いている古い業界なので、大きく物事をとらえて頂き、骨董品や茶道具を連想して考えて頂ければ、と思います。