海揚がり

海揚がり ( うみあがり )

瀬戸内海に沈んだ船などから引き上げられた古備前の総称です。
潜水技術が発達した近年、引き上げられることが多くなりました。
長い間、海底に埋もれていたため保存状態もよく、趣のある磁肌は人気が高いようです。
地方に販売される品物が輸送され、出荷される際に船が沈没して沈んだ船から見つかった古備前の焼物。
海揚がりの備前焼には名品が多く、昭和52(1977)年に、小豆島内海町沖の海底から大量に引き揚げられた古備前が、岡山県立博物館で見ることができます。

日本にも各都市にいろいろな、陶芸作品の窯元がありました。
また、大陸から渡ってきた、古渡り、唐物の作品も日本には数多く残っています。
そして、豊臣秀吉が連れ帰った、朝鮮の陶工、により伊万里焼の陶磁器の生産が始まり、陶芸作品が一挙に庶民にまで、いきわたりました。
陶芸作品は、登り窯のように火をくぐり自然の中で完成します。
作品の景色や、状態は、焼きあがるまでわかりません、そこに陶芸作品の面白さがあり、同じ窯で同時に焼かれても、一点、一点、違い同じ焼き上がりの陶芸作品はありません。
焼き上がりの景色や出来栄えにより価格は大きく違ってきます。
また、産地の特定や、時代の判断は、高台の土や陶芸作品の色合い、また図柄の伸びやかな生き生きとした大胆な構図、形で判断します。
そして藩や官窯になりますと、緻密で極彩色や空間の伸びやかさ、また精密に書かれた年号等で真贋を問われます。
このように陶芸作品の真贋を問う場合や、時代を見るのは数十年の経験が必要でしょう。
どの陶芸作品でも同じで、参考までに書かせて頂きました。