陶芸

陶芸 ( とうげい )

陶磁器を製作する技芸・工芸。

陶器と磁器を中心とする、いわゆる「焼物」の技術史的、美術史的な展開についての呼称。
陶器と磁器の分類については、各国で慣習化された概念が通用していて、一定した基準はないが、素地(きじ)(胎土)のガラス化が著しく進み、透光性があり、たたくと金属性の音を発し、吸水性のほとんどないものを磁器とし、その純化が進んでいない場合を陶器とよぶのが一般的で、両者とも施釉(せゆう)を原則としているが、厳密な識別法はないといってよい。また、施釉していない土器と、釉(うわぐすり)の有無には拘泥しない器(せっき)がある。
土器と違って器はかならず窯の中で焼きしめてあり、素地は不透光性で、純白磁ではない。
西洋では素地に不純物を多く含む準磁器を器に含めるのが一般的傾向であるのに対し、東洋ではこの種のものは磁器の範囲に含めるなど、これもいまのところ意見の統一はみていない。
わが国では一般に陶磁器のことを、中部地方以東では瀬戸物、関西以西では唐津(からつ)と俗称することが多い。