蛸唐草模様

蛸唐草模様 ( たこからくさもよう )

渦状に巻く蔓(つる)の外側に、葉を簡略化して描いている。
それがちょうど蛸の足の吸盤をおもわせるところから俗に蛸唐草文様とよばれる。
たこ唐草は17世紀中半から後半にかけて伊万里焼に登場。
有田皿山では江戸時代中頃から、皿の縁どり文様として描かれ、壺の肩の部分、徳利や猪口の胴全面などに描かれている。

渦巻き状の唐草の片側に、抽象的な葉の文様を付けてあらわされる文様。
鎌倉時代に、伝えられたとされ、この葉の付いた唐草文様の形が蛸の足のように見えることから、
「蛸唐草」というよび名が付けられた。
この蛸唐草文様が人気となったのは江戸時代の中頃で、
当時、佐賀県や長崎県を中心とした肥前国でつくられていた伊万里焼には、
この蛸唐草文様を描いた器が多く作られている。
伊万里焼の人気に伴って蛸唐草も広く知られるようになった。

時代が下るにつれて、伊万里焼に描かれる渦や葉の文様が大きくなっていくようで、
時代が古いものほど蛸唐草が緻密である。