水彩画

水彩画 ( すいさいが )

顔料を水で溶かして描く絵のこと。
一般には透明性顔料を用いて画紙の上に描く絵を水彩画という。

水溶性の絵の具で描いた絵。
みずえ。

絵画技法の一。水彩絵の具で絵を描くこと。
また、それによって描かれた絵。
みずえ。水彩。

水を媒介として描画・彩色する絵画技法、およびその作品。
油絵(油彩画)に対比するもの。

東洋の絵画は水墨画、漢画、大和(やまと)絵など伝統的な絵画のほとんどが水彩画であるが、一般にはこれらは水彩画とはよばない。
水彩画は、淡彩を用いた素描(そびょう)と境界を明確にしにくい部分があり、美術館などでは、水彩画は素描の一種として分類、管理される。

水彩画は扱いが手軽ではあるが、その発色や耐久性が劣ることから、テンペラ画や油彩画のように独立した作品として描かれることは少なく、それらの配色関係の試案、あるいは写生時の色彩の覚え書きのために描かれることが多かった。
わずかに北方ルネサンスの巨匠デューラーが、それ独自で十分に鑑賞に堪える格調高い生物描写や風景の水彩画を何枚か残しているにすぎない。
素描(デッサン)を愛したレオナルド・ダ・ビンチ、ミケランジェロ、レンブラント、ルーベンス、クロード・ロランらには水彩画とよぶべき多色の作品はほとんどない。
水彩画が独立した絵画ジャンルとして成立するのは、18世紀初めフランスのフラゴナールによるとされる。
ターナーの、水によるぼかしを生かした透明度の高い作品は、後世の水彩画に大きな影響を与えた。
日本で西洋的な水彩技法が取り入れられるのは明治になってからで、代表的な水彩画家としては浅井忠(ちゅう)、小山正太郎(こやましょうたろう)、三宅克己(みやけこっき)、中沢弘光(ひろみつ)、大下藤次郎、吉田博、中川八郎、石井柏亭(はくてい)、岸田劉生(りゅうせい)、中西利雄、石川欣一郎らがいる。

顔料を水で溶かして描く絵のこと。
一般には透明性顔料を用いて画紙の上に描く絵を水彩画という。
水を溶剤としても不透明性顔料を用いたり、壁に描いたりする場合、たとえばテンペラやフレスコは水彩画とは呼ばない。
水彩画はすでに古代エジプトや中世の写本などにその例がみられ、またルネサンス時代には A.デューラーが水彩で風景画を描いている。
これが独立した絵画の一部門として著しい発展をみるのは、18世紀後半のイギリスである。

水を媒介として描画・彩色する絵画技法、およびその作品。
油絵(油彩画)に対比され、ウォーター・カラーwater colour(英語)、アクァレールaquarelle(フランス語)に相当する。
水彩画の概念はかならずしも確定されてはいないが、分類的にはテンペラ画やフレスコ画をはじめ、ペルシア(イラン)、インドのミニアチュールもこれに属し、東洋の絵画は水墨画、漢画、大和(やまと)絵など伝統的な絵画のほとんどが水彩画であるが、一般にはこれらは水彩画とはよばない。
なお、最近多用されるアクリル絵の具も水で溶くことが多いが、これらも水彩画と区別される。
また水彩画は、淡彩を用いた素描(そびょう)と境界を明確にしにくい部分があり、美術館などでは、水彩画は素描の一種として分類、管理される。