大首絵

大首絵 ( おおくびえ )

浮世絵のうち、美人や役者の上半身や顔を大きく描写した絵。
人物表現の極致として現れ、東洲斎写楽、喜多川歌麿など中期浮世絵師の作品に多い。

浮世絵版画の一形式。
人物の上半身を大きく、その表情を特に強調して描いたもの。
写楽の役者絵、歌麿の美人画などが有名。

半身像または顔を主に描いた浮世絵。
顔だけのものは大顔絵ともいう。
局限された描写対象の中に、理想の女性美や俳優の性格描写が追求された。
歌麿や写楽の出た寛政初頭(1800年ころ)が全盛時代。

浮世絵の用語。
美人や役者などの人物を胸像の構図で描いた作品。
とくに顔面だけを大きく描いたものを区別して、大顔絵(おおがおえ)とよぶ説もある。
役者絵では、勝川春草をはじめとする勝川派の絵師や東洲斎写楽、歌川豊国、歌川国政などが知られ、美人画では喜多川歌麿、細田栄之、栄松斎長喜などが名作を残している。