能面

能面 ( のうめん )

能に用いる面。
尉面(じょうめん)・姥(うば)・般若(はんにゃ)・平太など種類が多い。
彫り方や彩色にも工夫がなされ、一つの面で喜怒哀楽を表現できるように作られている。

能楽で用いる仮面。
200種以上あり、鬼神の面、老人の尉面じようめん、男面、女面などに分けられる。
おもて。

能楽に用いられる仮面(面 おもて)をいうが、その先行芸能である猿楽や田楽に用いられた仮面をも含むのが普通である。
たとえば翁舞に用いられた翁(おきな)面、三番叟(さんばそう)、父尉(ちちのじよう)、延命冠者(えんめいかじや)は鎌倉時代にその形制を確立して、そのまま能面に継承された。
追儺(ついな)または鬼追いに用いられた各種の鬼面は、猿楽や田楽のなかで変貌し、南北朝から室町時代にかけての能楽大成期に、能面らしい形に分化したと思われる。