登り窯

登り窯 ( のぼりがま )

窯の形式の一つ。
山麓の傾斜面に沿って階段状に室を作り、いちばん上の室に煙突をつけ、焼成するものを各室に並べて、最下段の室から火を入れ、余熱も利用して焼き上げます。
大量に陶器を焼く事が出来る大きな窯で、昔は個人で窯を持つだけの資金や力も無く、陶芸家が力を合わせ大きな窯で一緒に作品を焼いていた、この方が仕上がりも良く、自然釉の楽しさもあり、現在、登り窯で焼かれた陶芸作品は人気があります。

日本にも各都市にいろいろな、陶芸作品の窯元がありました。
また、大陸から渡ってきた、古渡り、唐物の作品も日本には数多く残っています。
そして、豊臣秀吉が連れ帰った、朝鮮の陶工、により伊万里焼の陶磁器の生産が始まり、陶芸作品が一挙に庶民にまで、いきわたりました。
陶芸作品は、登り窯のように火をくぐり自然の中で完成します。
作品の景色や、状態は、焼きあがるまでわかりません、そこに陶芸作品の面白さがあり、同じ窯で同時に焼かれても、一点、一点、違い同じ焼き上がりの陶芸作品はありません。
焼き上がりの景色や出来栄えにより価格は大きく違ってきます。
また、産地の特定や、時代の判断は、高台の土や陶芸作品の色合い、また図柄の伸びやかな生き生きとした大胆な構図、形で判断します。
そして藩や官窯になりますと、緻密で極彩色や空間の伸びやかさ、また精密に書かれた年号等で真贋を問われます。
このように陶芸作品の真贋を問う場合や、時代を見るのは数十年の経験が必要でしょう。
どの陶芸作品でも同じで、参考までに書かせて頂きました。