皇族

皇族 ( こうぞく )

天皇の一族。天皇を除く、皇后・太皇太后・皇太后・親王・親王妃・内親王・王・王妃・女王の総称。
旧憲法下では臣民の外にあり、現憲法下では国民としての取り扱いを受ける。

天皇の一族のことで,現行の皇室典範によれば皇后、太皇太后、皇太后、親王、親王妃、内親王、王、王妃および女王がこれに属する (5条) 。皇族男子には皇位継承の資格が (1、2条) 、皇族一般には摂政就任の資格が (17条) 認められるほか、婚姻その他につき一般の国民と違った扱いを受け、特に養子をすることができない。

天皇の親族。ただしその範囲は明治以前と以後で大きな差異がある。
〈皇族〉の語はすでに《続日本紀》に見えるが、明治以前はその用例は少なく、大宝令において定められた〈皇親〉の語が皇族を指す用語となった。令制以前の皇族の称呼を検すると、《古事記》では皇族は男女ともに〈王〉と称するのを通例とし、《日本書紀》では〈王〉のほかに、天皇の子女を〈皇子〉〈皇女〉と呼んで区別しているが、もちろん天皇号成立以後の新しい用語であろう。

皇后・太皇太后・皇太后・親王・親王妃・内親王・王・王妃・女王の身分の総称。天皇は含まない。一般国民は立后、皇族男子との婚姻による以外には皇族となれない。15歳以上の内親王・王・女王はその意思により、皇太子・皇太孫を除く親王・内親王・王・女王はその意思によるほかやむを得ない特別の事由があるとき皇室会議の議決を経て皇族の身分を離れることができる。皇族女子は天皇・皇族以外の者と婚姻したとき皇族の身分を離れる(臣籍降下)。旧憲法・皇室典範下における場合と異なり国民の一部だが,権利・義務などの点で若干の法的規制を受ける。