金銅仏

金銅仏 ( こんどうぶつ )

銅製の仏像彫刻に鍍金を施したもの。
飛鳥・奈良時代の造像は金銅仏が主流を占め、東大寺大仏のような巨像、法隆寺金堂の『釈迦三尊像』や『四十八体仏』のような小像も制作された。
平安時代には木彫が主となり、鎌倉時代には再び金銅仏が盛行した。
鋳造法は時代により変化し、平安時代までは大陸から輸入のろう型法 (→脱ろう鋳造法 ) によるものが多く、鎌倉時代以降は木型や粘土の原型を使った金銅仏が多い。

銅製鍍金(ときん)の仏像。
鋳造のものと押出仏とがある。
前者では高さ数cmという小像から奈良時代の東大寺大仏のような10mに及ぶ巨像も造られた。
多くは蝋(ろう)型による鋳造。

銅製鋳物(いもの)に金めっき(純金を水銀で溶かして塗る鍍金(ときん))を施した仏像。
仏身が黄金造りであったとの信仰から、インド、中国をはじめわが国を含む仏教世界で広く製作されたが、遺品では金色の剥落(はくらく)したものも多い。