けつ状耳飾

けつ状耳飾 ( けつじょうみみかざり )

縄文時代の石製または土製・骨製の耳飾り。
円形または長方形で、中央に穴をあけ、外縁からこの穴に切れ目を入れたもの。
簡単に言えば、C の字形の遺物でドーナツの一部を切ったような形をしたものです。
中国古代の玉器である「けつ」に似ていることからけつ状耳飾と呼ばれています。

現在で言う装飾品のイヤリングのような品物で、作品が土や動物の骨、または石で作られているような品物。
縄文時代前期から中期(5000~6000 年前)にかけて盛んに見られます。
今までに富山県の小竹貝塚から、数十点のけつ状耳飾の出土が確認されています。
縄文時代中期以降はけつ状耳飾の流行が下火になり、耳栓(じせん)と呼ばれる、耳たぶに穴をあけて装着する土製耳飾が主流となりました。

一般の説明とは違い骨董品業界の場合は、特殊な言い方や表現があり戸惑われる方もおられますが、昔からの習慣や慣例に基づき続いている古い業界なので、大きく物事をとらえて頂き骨董品や茶道具を連想して考えて頂ければ、と思います。