景色

景色 ( けしき )

茶人のいう陶器の見所の一つで、成型時の土の変化や、釉の流れ具合や溶け具合、焼き上がりの変化(窯変)など、不測の変化をさして言います。
焼成時に高温で熔けた釉薬が器の表面を流れる様や、作品に炎が当たって黒くコゲたりした様を「景色」と呼びます。
特に薪窯の場合は、土や釉薬の種類、薪の量や焼成時間、窯詰時の作品の並び方、さらに外気の温度や湿度などの違いで焼き上がりが全く異なり、魅力的な景色の作品に出会うことができます。

使用中に生じたシミなど、使い込むにしたがって出てくる味わいです。
元々は茶人の間で使われていた言葉です。
現在では、作品の出来上がりや長年使用され、時代の汚れ等から感じられる味わいを言っています。

一般の説明とは違い骨董品業界の場合は、特殊な言い方や表現があり戸惑われる方もおられますが、昔からの習慣や慣例に基づき続いている古い業界なので、大きく物事をとらえて頂き骨董品や茶道具を連想して考えて頂ければ、と思います。