数物

数物 ( かずもの )

一定の数で、ひとそろいになっているもの。
量産品の安価な物。ありふれた物。

例えば沢山の人が集まるお宅(例えば豪農や商家、またお茶会や懐石)では沢山の同じ種類の食器や品物が必要となり、揃えておられます、このような品物を数物と言います。
数物は、一般的には農村の農繫期に多くの手伝いの人々が集まり、一度に食事をされる際に使われた食器のことですが、農家に限らず多くの人手がいる際の食事に使われた食器です。

日本にも各都市にいろいろな、陶芸作品の窯元がありました。
また、大陸から渡ってきた、古渡り、唐物の作品も日本には数多く残っています。
そして、豊臣秀吉が連れ帰った、朝鮮の陶工、により伊万里焼の陶磁器の生産が始まり、陶芸作品が一挙に庶民にまで、いきわたりました。
陶芸作品は、登り窯のように火をくぐり自然の中で完成します。
作品の景色や、状態は、焼きあがるまでわかりません、そこに陶芸作品の面白さがあり、同じ窯で同時に焼かれても、一点、一点、違い同じ焼き上がりの陶芸作品はありません。
焼き上がりの景色や出来栄えにより価格は大きく違ってきます。
また、産地の特定や、時代の判断は、高台の土や陶芸作品の色合い、また図柄の伸びやかな生き生きとした大胆な構図、形で判断します。
そして藩や官窯になりますと、緻密で極彩色や空間の伸びやかさ、また精密に書かれた年号等で真贋を問われます。
このように陶芸作品の真贋を問う場合や、時代を見るのは数十年の経験が必要でしょう。
どの陶芸作品でも同じで、参考までに書かせて頂きました。