甲冑

甲冑 ( かっちゅう )

甲冑と一口にいっても様々な形態があります。
時代によって大きな変遷を遂げています。
おおざっぱには大鎧・胴丸・腹巻・当世具足に分けることができます。
形式の違いはその時代の戦闘方法と関係しています。
例えば義経に代表される源平時代の騎馬による一騎打ちと、戦国時代以降の鉄砲を用いた集団戦ではおのずと適した鎧の形式は変わってきます。
後者の鎧は当世具足と呼ばれ、大鎧に比べると体の露出を少なくし、より機動性のある作りとなっています。
そういう変化を楽しむのも面白いものです。

甲冑の技術は、昔の日本古来の彫金細工で、日本の金工作品が世界でも人気があるのは、このような一つ一つの手仕事の素晴らしい細工が物語っています。
昔から伝わった技ですが、現在ではなかなか継承出来る技術者は少なく、日本の伝統技術も大変な時代になりました。
彫金細工や象嵌細工の技術を学び、いろいろな甲冑が作れる一人前の金工作家になり、独立できるのです。

一般の説明とは違い骨董品業界の場合は、特殊な言い方や表現があり戸惑われる方もおられますが、昔からの習慣や慣例に基づき続いている古い業界なので、大きく物事をとらえて頂き、骨董品や茶道具を連想して考えて頂ければ、と思います。