窯印

窯印 ( かまじるし )

共同の窯を使用する場合、作者・注文主などを区別するために用いた独自の印のことです。

昔は 職人たちは、裕福ではなく、大きな窯を一人で持つことが出来ず、皆で協力して一つの窯を持つことが出来ました。
作品の置く場所もその時々で変わり、どの品物が自分の品物か判らなくなるので、このような形をとるようになりました。
備前の窯印は特に多く見られ、印はイ・丸・十など簡単なものが多く、陶磁器や窯の道具の底・肩・胴などに目印を付けました。
現在ではほとんどの陶芸家が個々に窯を持っておりますが、昔は登り窯のような大きな窯で一度に品物が焼かれており、共同で焼いていた為、個々の作品に間違いがないように、それぞれの品物に印を付けて焼きました。

一般の説明とは違い骨董品業界の場合は、特殊な言い方や表現があり戸惑われる方もおられますが、昔からの習慣や慣例に基づき続いている古い業界なので、大きく物事をとらえて頂き骨董品や茶道具を連想して考えて頂ければ、と思います。