柿右衛門

柿右衛門 ( かきえもん )

江戸時代、日本はもとより海外にも多く輸出された伊万里焼きの陶磁器の中で、柿右衛門手と呼ばれ一世を風靡したスタイルを生み出した有田(佐賀県)の陶工、酒井田柿右衛門のこと。
初代の柿右衛門は筑後(福岡県)の人で、1615年(元和1)ごろ父の円西とともに有田で白磁・青磁・染め付けなどを焼いていたが、伊万里の商人である東島徳左衛門が長崎に来た中国人から、磁器に上絵付けを加える技法を学んだことを聞き、二人でその技法をについて研究した。
その結果、寛永末年(1640年頃)に、はじめて独特の色絵技法の製作に成功した。
この柿右衛門手と呼ばれた磁器の特徴は、濁手と呼ばれる乳白色の美しい素地にあります。
これに、鮮やかな赤・青・緑・黄の上絵の具で花鳥文や人物文を写生風に描き、余白をいかした優美な色絵磁器で、日本の色絵磁器を代表するものとされている。

一般の説明とは違い骨董品業界の場合は、特殊な言い方や表現があり戸惑われる方もおられますが、昔からの習慣や慣例に基づき続いている古い業界なので、大きく物事をとらえて頂き、骨董品や茶道具を連想して考えて頂ければ、と思います。