灰釉

灰釉 ( かいゆう )

陶磁器の釉薬の一種。
石灰や植物の灰など、灰を主な融剤とした釉薬で、1,000℃以上の高温でなければ融けないのが特徴です。
植物の灰はナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属を含んでおり、素地の中の長石を溶かしてガラス化する役割を果たしています。
主にマツ、カシ、ナラ、クリ、藁などの灰で、それぞれ特色のある発色・光沢を呈する。
窯の中で灰が降りかかってできた自然釉から、意識的に灰を塗りつけて釉薬を生じさせはじめたと考えられています。

植物の木灰など天然の灰を溶媒に用いた釉のことです。
最も基本的な高火度釉で、柞(いす)・欅(けやき)などの木質灰や、藁灰(わらばい)などを用います。
「はいぐすり」ともいう。

一般の説明とは違い骨董品業界の場合は、特殊な言い方や表現があり戸惑われる方もおられますが、昔からの習慣や慣例に基づき続いている古い業界なので、大きく物事をとらえて頂き、骨董品や茶道具を連想して考えて頂ければ、と思います。