遺跡

遺跡 ( いせき )

過去の人間の活動の跡が残されていることが確認できる場所。
具体的には遺構もしくは遺物が残されている場所ということになるが、その規模は数点の土器しか発見されない小さな遺跡から、数 km2に及ぶ広い場所からさまざまな遺構が出土し、それに伴う遺物が大量に出る遺跡まで各種のものがある。
またその性格も、古墳のように目立つ場所につくられるものから、埋納遺跡のように隠すことが重要となる遺跡までさまざまである。

過去の人類がつくり出した道具などの可動的なものを遺物といい、住居や墓などの非可動的なものを遺構という。
この遺物と遺構の総体である、過去の人類の活動の痕跡が残っている所を遺跡という。

地上または地下にとどめられている過去の人間活動の痕跡が、考古学研究の史料や文化財保護の対象となった場合、それらは遺跡とよばれる。
類似した人間活動による痕跡であっても、研究や保護の対象にならないものは遺跡に含まれない。
たとえば、弥生時代の水田跡とそこで検出された足跡は遺跡を構成するが、現代の休耕田や足跡を遺跡とすることはない。
また、江戸時代の武家屋敷跡が遺跡とされることはほとんどないが、同時代の社寺跡は研究や保護の対象となり、遺跡にいれられることが少なくない。