人物画

人物画

静物画、風景画、花鳥画に対し、人間を主題とした絵画の総称。その題材、内容によって肖像画、風俗画、裸体画、宗教画、歴史画などに分けられる。人物画は旧石器時代以来、あらゆる時代にわたる。

人間を主題とした絵画。風景画・静物画などに対していう。

figure painting。人間の描写に重点を置いた絵で、肖像画や裸体画、風俗画など諸分野に分けられる。風景画や静物画などに比して最も早くから描かれている。西欧では、古くは神話画や宗教画と結合して行われ、ルネサンス以後風俗画、歴史画、肖像画として多く描かれた。中国でも人物画は漢代以後絵画の主流となり、六朝の顧【がい】之(こがいし)を経て盛唐の呉道玄に至って古典的完成の域に到達。その後山水画に主流を譲ったが、唐以降の人物画の展開は一般に顧【がい】之と呉道玄の様式の再確認であったといえる。

風景画、静物画に対して、人体表現を主とする絵画をさす。肖像画、集団肖像画、風俗画などがこれに含まれるが、神話画、宗教画、歴史画、寓意(ぐうい)画の類もほとんど人体表現が主体となるため、これらも広い範囲での人物画と考えられる。