風景

風景 ( ふうけい )

一般的には光景とか景色の意味を持ち、伝統的な絵画ではそうしたものをモチーフに描いたものを風景画と呼んでいる。
静物や人物などを、外側から見て描く事が絵画の自然なありようだとする価値観が、二十世紀初頭の画家達によってすでに解体され、眼差しが人の内面やものの存在そのものに向けられている以上、風景だけが眺められるもののままであり続けるはずはない。
美術において今や風景は、人間存在そのものも内包する場として意識され、多様な切り口で表現される対象となっている。