花籃

花籃 ( はなかご )

花を摘んで入れる籠のことですが、大きく分けて中国などからの渡来品である唐物と国内で作られた和物があります。
その材質は主として竹と籐であり、木・ガラス玉等で飾りをつけるときもあります。
古くは正倉院の華籠(けこ 散華盆)が知られ、利休以降侘茶の世界では民具の転用品や好み物が嗜好され、江戸時代には浮世絵などにも美人が生け花を楽しんでいる様子が伺えます。
明治以降国策により多くの籃師が海外の博覧会に出品受賞し、折からの煎茶ブームの中で唐物冩しを第一として作家としての地位を確立しました。
昭和2年より第8回帝展などにも出品されるようになり、今日までに生野祥雲齋・二代前田竹房齋・飯塚小齋・5世早川尚古齋・勝城蒼鳳の5人が重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。