遠州流

遠州流 ( えんしゅうりゅう )

茶道および生け花の流派名。
江戸時代初期の小堀遠州を祖とする大名好みの豪華、唯美的な一流派。
天明8 (1788) 年に改易になり、のちに宗中 (86~1867) が再興,現在は遠州流、小堀遠州流の2家に分れ、さらに数分派がある。
生け花は 17世紀末に遠州流茶人遠藤元閑が、茶書中で生花初期形式の作品図を示し、18世紀中頃に春秋軒一葉が生花で活躍したのに始る。
茶道の流名をそのまま流用。
19世紀前半に貞松斎米一馬や里松庵一寿らの技術的考案で古典的様式に転じ、関東一円に広まった。

茶道の流派の一。
小堀遠州を開祖とし、江戸初期に成立した。

小堀遠州を流祖とする茶道の流派の一つ。
古田織部のあとをうけて将軍家光の茶道師範となった遠州が、大名茶全盛の時代に台子を中心とした〈きれいさび〉の茶法を開いた。
それは古典美を発揚した茶室、鎖の間、書院を一体化する建築にあらわされ、その茶法は藤原定家を敬慕するところから出た王朝趣味にもとづいている。
また大名茶を推し進めていくなかで、茶の湯の道は人倫の道に通じるとする精神は、《書捨(かきすて)の文》に表現されている。