動物画

動物画 ( どうぶつが )

動物画は、生きている動物を描いた絵画です。
動物画は、先史時代のラスコーやアルタミラの洞窟壁画までさかのぼることができるので、大変古いジャンルといえます。
古くから人間と深い関係を築いてきた動物は、絵画にも頻繁に描かれてきました。
キリスト教美術における聖霊やキリストの象徴として鳩や子羊、移動手段として馬、狩猟のパートナーとして犬、ペットとして鳥や猫等、歴史画から風景画まであらゆるジャンルの中に動物が描かれてきました。
特に、17世紀のオランダや18世紀のフランスで動物画を専門とする画家が登場したり、18世紀のイギリスで動物画がさかんに描かれるようになりました。
動物画には、生きている動物が描かれます。
動物画が 静物画よりも上位に位置づけられているのは、命があり躍動するものを描いているからです。
ですから、死んだ動物は動物画に入らず、静物画に分類されます。
動物画の見どころは、各動物の固有の形姿、見ているだけでその感触までもが伝わってくるような毛並み、画面から今にも飛び出してきそうな躍動感等でしょう。
各動物が持つ独特の性質まで見事に描き出す表現力は、実物観察に基づく写生の賜物といえます。