珊瑚

珊瑚 ( さんご )

鉱物ではない生物(有機質)起源の、しかも珊瑚虫という動物が群生して固化した、海という自然が独力で創った宝石といわれる。

日本は元来、宝石類の産出に乏しく、サンゴは真珠とともに七宝の一つとして珍重されていた。
江戸時代まではサンゴはヨーロッパから移入されたもので、地中海のベニサンゴの骨軸を加工したものである。
これは古渡(こわたり)サンゴとよばれ、明治以後の日本近海で採取されたサンゴからの細工物と区別されている。

日本ではアカサンゴがもっとも多く採取されるが、もっとも深い所に産するモモイロサンゴは色彩・質ともに珍重される。
サンゴの骨軸は数珠(じゅず)、指輪、ネックレス、ブローチ、カフスボタン、ネクタイピン、イヤリング、ブレスレット、帯留、かんざし、羽織紐(ひも)、風鎮(ふうちん)などに加工される。
アカサンゴは土佐や五島の日本特産である。