鋳造家

鋳造家 ( ちゅうぞうか )

鋳造を営むもの。鋳造を生業とするもの。

鋳物師 ( いもじ )
「いものし」とも読む。鋳造を行う工人。鋳師、鋳造師、鋳造匠とも呼ぶ。日本では、鋳造技術が弥生時代後期からあった。奈良時代には官の職制として典鋳司 (いもじのつかさ) がおかれ、鋳造師はここに配属されて仏像、梵鐘などの製作にあたった。平安~鎌倉時代には政権の所在地を中心に集団をなし、末期には座をつくって製作、販売を独占した。室町時代以降は日本の各地に広がり、多くは為政者の独占のもとで武具、鍋釜、農具などの生産を行なった。
鋳物をつくる職人。
古代では鋳工は大蔵省や諸寺院の鋳物所などに所属したが、のち広く諸国を遍歴し交易を行った。一方幕府や守護と関係を強め、東国などに移住する者もおり、給田など支給されて領主らの需要にこたえた。中世後期、全国各地に鋳物の特産地が成立し、河内丹南、筑前芦屋,下野(しもつけ)天明(てんみょう)などが有名。戦国期には真継家の活躍で鋳物師組織が再興され、近世には株仲間を結成、独占を強めた。埼玉県川口の鋳物師は明治維新前に青銅の大砲を鋳造したという。