雨漏手

雨漏手 ( あまもりで )

朝鮮で焼かれた茶碗(高麗茶碗)の一種で、長年の使用により茶碗の内側に灰や紫色の浸みができ、それが天井や璧にできる雨漏の浸みのように見えることから、茶人がそう呼び慣らすようになりました。
一般的には朝鮮の粉引茶碗に多く見られます。
このように長年使用されたり年月が経って自然にできた模様もまた、茶人や骨董的には、魅力があり人気があります。

例えば堅手の酒器のように、もともと白い肌で、時代を経るごとに、表面に小さな穴(ピンホール)ができ、その周辺にポツポツと滲んだようなシミが現れます。
日本では、雨漏りがあることが名品の証とされており、骨董的価値があり、数寄者やコレクターの方達に人気があります。

一般の説明とは違い骨董品業界の場合は、特殊な言い方や表現があり戸惑われる方もおられますが、昔からの習慣や慣例に基づき続いている古い業界なので、大きく物事をとらえて頂き骨董品や茶道具を連想して考えて頂ければ、と思います。