奈良時代

奈良時代

奈良の平城京に都のあった710年から784年までの74年間を言います。天皇を中心にした、律令時代がもっとも盛えた時期です。前期は大宝律令が制定された頃で、平城京が建てられ、和同開珎が発行されました。辺境の土地の開拓が進み、国も豊かになってきて、記紀や風土記なども編纂されるようになりました。しかしながら、729年~749年の天平時代頃には律令国家の重圧で農民の逃亡が相次ぎ、疫病が流行して、藤原広嗣の乱が起こるなど不安な時代となりました。聖武天皇は国の力と富を傾けて国分寺・国分尼寺・東大寺の造営を命じ、墾田永年私財法を発して私有地をめぐって争いを続ける貴族と寺院を協力させました。この聖武天皇の時代が最盛期です。その後、後期は聖武天皇の没後の皇位継承をめぐって藤原仲麻呂や道鏡らの権臣が登場し、政情も不安になり、 律令国家 が揺らぎ始めていきます。

このように、奈良時代とは律令国家の完成期にあたり、豊かな時代で、唐や朝鮮との 交易 も盛んで、仏教の興隆などと共に、 日本独自 の文化や芸術が大きく開花しました。文化史や美術史の上では天平時代とも言います。この時代の 国宝 は、絵画や仏像などが中心です。この時代にはまだ、蒔絵象嵌細工彫金細工など 日本ならでは の 伝統技術 は開発されておらず、簡単な文様を打つ技法のみです。それでも貴族の 装飾品 などに丁寧な細工が施されたものが残されています。

また、この頃の刀剣も貴重な 文化遺産 です。現存している7~8世紀以降の刀剣には原形を良く留めているものが多く、四天王寺の丙子椒林剣や七星剣、正倉院宝物 の金銀鈿荘唐大刀などが知られています。この時代、大陸の中国美術の刀が最良とされていましたが、この頃になると日本の鍛冶職人の水準も高くなり、優れた 名品 が作られるようになりました。正倉院では唐大刀と呼ばれる渡来品と共に、唐様大刀と呼ばれる国産の直刀も保管されています。また、平造り・切刃造りの直刀、蕨手刀といった国産の刀も現存しています。このように 金工細工 の技術は、最初は中国や韓国から 伝来 しましたが、その後 金工家 たちは腕を磨き、徐々に 彫金細工 や 象嵌細工、打ち出し の 技法 が開発され日本独自の 美術工芸品 や 伝世品  が作られるようになりました。しかしながらこのような文化が大きく花開くのは、もう少し世の中が平和になる室町時代頃で、将軍お抱えの金工師など、 彫刻 を専門に行う職人が出てきます。著名な作家は後藤祐乗で、時の将軍の庇護のもと、刀装具の彫刻界の頂点に君臨したと言われていますが、もう少し先のお話となります。

 

 

 

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日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

京都は千年も続いた都です。
京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
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京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

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店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

買取依頼のお客様に納得して頂くことを第一と考えております。

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京都祇園で昭和56年に開業、長年の信頼と実績があります。

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

中国美術の昔の玉で出来た湯冷ましを茶道具出張買取依頼を頂き、お譲り頂きました。

写真が13枚あります。くわしくはこちら 中国 骨董品 の湯冷ましで、時代は清朝時代の作品だと思われます。可愛いモチーフで、丁寧に彫られた昔の 職人技 が光る湯冷ましで、色味 も素晴らしい 逸品 で買取ました。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物で、傷んでいるところはありません。ご覧のように細部まで丁寧に作られており、非常に出来の良い作品で高価買取させて頂きました。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 湯冷ましについて少し説明します。 お茶に使用する湯を冷ますための茶器で、湯の温度を効率良く下げるため底より口の方が大きく作られています。日本独特のお茶である玉露は60℃前後が適温ですが、ティーポットややかんで沸かしたてのお湯は熱いので、美味しくお茶を頂くのに方法として湯冷ましが作られました。湯冷ましは日本独特のお茶の玉露を最高の状態で美味しく飲む道具として作られ、日本が考えた独自の茶道具です。

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