香川勝広の主な出来事や金工作品の年表と 買取
1853年(嘉永6) 江戸下谷に生まれる。
1866年(明治元)13歳で喜多流の能面師有吉長門正の門に入ったが辞し、野村勝守に改めて彫金を学ぶ。
1875年(明治8) 独立。
1888年(明治21)加納夏雄の門に入り更に修業。
1890年(明治23)第3回内国勧業博覧会で妙技2等賞受賞。
1903年(明治36)宮内省より重量二十貫の銀花盛に金象嵌鳳凰の彫刻を拝命する。
わが国彫金界未曾有の大作として前代未聞の御賞詞を賜う。
1898年(明治31)東京美術学校教授となる。
1906年(明治39)帝室技芸員に任命。正八位に叙される。
1917年(大正6) 65歳で死去。
明治工芸の特色のひとつに、宮内省型とも称される高価な材料を使って熟達した、彫技の格式張った独特な作風は、その典型を示す。
代表作に「和歌浦図額」「鳳凰高彫花盛器」「猿猴図額」など。
師である加納夏雄を継承する堅実な片切彫りを基調としながらも、柔らかみや渋さといった様々な味わいの幅広い彫技を兼ね備えた作品を残す。
大正6年1月15日死去。65歳。
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